どうなることやらとドキドキしつつ、ドキドキしている暇もなく、怒濤の搬入作業を終え、無事、61人の美術家たちによる「本を愛する美術家たちのオリジナル装幀展」が始りました。朝から、たくさんの来場者をお迎えすることができました。お越し下さったみなさま、ありがとうございました。さて、ひとまず本日は全体像をご紹介…(
本展出品作と作者からのメッセージはこちらでご紹介しております。)
こちらが入り口正面。本展のシンボルのような木村繁之さんの陶立体が皆様をお出迎えいたします。
北室は、作家たちの愛蔵の文庫本を自由に装幀して頂いた作品です。美しい文庫本が色とりどりにずらりとならぶ姿はそれでだけでも壮観です。一点一点、どれもこまやかな息遣いで愛情を持って作られた作品ばかりです。また、発想力豊かなブックオブジェ(立体型装幀(?))も多数展示しています。ぜひ、ゆっくりとご堪能下さい。
正岡子規、大江健三郎、山頭火、芝不器男etc...。こちらのコーナーには、愛媛県ゆかりの本をテーマにした装幀作品を集めました。
またこのコーナーでは、南海放送株式会社のご協力により愛媛の著名な版画家畦地梅太郎氏の蔵書票集も展示しています。(南海放送株式会社所蔵作品)
南室は、ぐっと明るく。読書空間をここちよくする本周り創作作品を展示しております。
栞やブックカバー、ブックエンドの他、本好きのためのマグカップやティセット…、それから本好きのためのマフラーやポシェットも!?
夕方、ちょうど写真を撮影しているときに出品作家のわたなべ大さんが来られました。作品と一緒に作者近影...
そうこうしているうちに額師風雅さん達もみえられました。出品作品の、“大好きな絵本のページをそのまま額装できる額”の前で。
13日(土)17:30より、「本の美学ー装幀談義ー」と題して、 版画家の柄澤齊さんと新潮社装幀設計室室長の高橋千裕さんのおふたりによるギャラリートークがあります。洒脱で真摯で興味深い、素敵な対談となることと思います。是非とも、ご参加下さい。
※13日(土)・14日(日)に予定しております藤井敬子さんによる装幀のワークショップは、定員いっぱいになりましたので、申し込み修了とさせて頂きました。