松山の画廊 ギャラリーリブ・アート最新ニュース

liveart25.exblog.jp

<   2006年 10月 ( 7 )   > この月の画像一覧

11月23日より、 <秋の楽居布展>始まります!

f0106896_1452269.jpg

この記事の日付は27日ですが…、ご紹介の記事を書かねば書かねば…と思いつつ、今日に至ってしまいました(11/30現在…あと数時間で12月になります)。予告のページに事後報告じゃあ、しょうがないですね。皆さん、楽居布さん、ほんとうにごめんなさい!(平謝)。

 もともと上質な近江上布をご紹介することを命題にしていた楽居布は、夏服がメインでした。なので数年前までは、楽居布のデザイナーの越智さんとお会いするのは、夏のコレクションの時、年に1度だけだったのです。しかし、創造意欲とバイタリティがそれだけでは留まらないのが越智さんのすごいところ。近年は、柿渋染のウールやシルク、軽くてあたたかなツィードなど、体に優しい秋冬素材をひっさげて秋のコレクション展も始まりました。
 今年も、好評のうちに秋の楽居布展を終えることができました。回を重ねる毎に、お客様の反応もよくなっているような気がします。シンプルでありながら遊び心も捨てないさじ加減の効いたデザインも、もちろん欠かせない要素のひとつですが、なにをおいても、まず<素材ありき>のその姿勢が強くお客様の心を捉えているようでした。
 今回の目玉は丹後シルク。極細の絹繊維を丁寧に丁寧に練って撚った糸数千本を縦糸に張り、精密な鹿の子模様を重ねながら織られた布で作られた、つややかなシルクのブラウスの美しさといったら!まるですばらしい美術工芸品を見ているような気分にさせられてしまいました。ひんやりとしてなめらかで、それでいて粘りや弾力を感じさせる肌触りにもうっとり。
 日本の風土や気候に馴染む生理に適った製法を守り続けている各地の織り元さんの技術力を礎に、現代のライフシーンを彩る新鮮なアイディアを織り込んだ楽居布の布。試着のため袖を通されるお客様が、その体に優しい着心地に歓喜の声をあげるのを聞く度に、私は、楽居布と織り元さん達との間にあるに違いない、尊敬の念に基づく信頼関係の強さを感じずにはいられませんでした。

 来年の夏は、丹後シルクの職人さん達がいらっしゃって、お話会をして下さることになっています。ご期待下さい!
by live-art | 2006-10-27 14:52 | 過去の企画展 | Comments(0)

〜10月30日(月) 南:木下恵介展 北:配島伸彦展

<企画展>北室:木下恵介展
f0106896_17433837.jpg

木下恵介さんとオーナー森田は、開廊以来の長いお付き合い。これまで何度も、個展やグループ展をして下さっています。銅版画をメインにされていますが、近年は、縦に横に精密な刷毛遣いを重ねて描かれる色彩のリズム豊かな油彩のパネル作品なども制作。(写真上)

f0106896_17441727.jpgエッチング、リフトグランド、アクアチント、レリーフプリント、オープンバイト、リトグラフ....作品リストを眺めていると、一枚の作品の中にも複数の技法が使いわけられているのがわかります。そしてそれらの線はとてもシャープで”精巧”。やもすれば、これらが手仕事の産物であることを忘れてしまいそうになるほどに。


f0106896_17475620.jpgその他、透明のCDケースを利用したコラージュ作品や、今回は、版画を刷るときに使うあて紙を複数枚重ねて綴じた本のような珍しい作品も登場。

http://liveart25.exblog.jp/i5





<企画展>南室:配島伸彦 展

f0106896_17512869.jpg
配島さんの作品を展示するのは、様々な手法による版画の今を提示したグループ展「pictronika」以来。配島さん作品も、木下さんの作品もシャープで都会的なところは共通しているのですが、技法をしては好対照のおふたり。配島さんの手法はいたってシンプルです。ベニヤ板やプラスティック板などをくり貫き、それを型として紙やキャンバスに単色の絵の具を塗るという…いわゆる「ステンシル」という方法。

f0106896_17573784.jpg象徴化されたウサギやカモシカ、ペンギン、アヒルなどの動物達のシルエットが、巧妙に配置され、キャンパスの上だけに留まらず、作品が飾られたその空間そのものを浮かび上がらせる不思議な作品。




by live-art | 2006-10-19 18:44 | 今週の展覧会 | Comments(0)

10/19〜  木下恵介・配島伸彦両氏の個展

直前になってしまいましたが、急いで告知!
10/19からは、北室にて版画家木下恵介さん、南室にて配島伸彦さんの個展を同時に開催します。

f0106896_15323487.jpg
木下恵介 Scene-Mh 0906 リトグラフ、エッチング 41.5×63cm 2006

f0106896_1636392.jpg何気ない静物、ふと見上げた風景、勢いよく引かれたストローク。スナップ写真のようにリトグラフや銅版で描かれたイメージが組み合わされた銅版画、様々な色の線と線とが細密に交差して紡がれる織布のような油彩パネルなど。木下さんの線はとてもシャープで”精巧”。カラフルなのに無駄な甘さがなく、モダンで都会的なのでインテリア・コーディネータの方にはしょっちゅう、お買い求め頂いています。

右は、版画を刷るときに使うあて紙を複数枚重ねて綴じた本のような珍しい作品。これ、各所で好評なんだそうですよ。楽しみ、楽しみ。



f0106896_1652329.jpg配島伸彦
"Grass"リトグラフ 38×28cm2003
2004年のpictronika以来のお付き合いである配島さん。ベニヤ板やプラスティック板などをくり貫き、それを型として紙やキャンバスに単色の絵の具を塗るというシンプルかつプリミティブな版画です(所謂、”ステンシル”)。モチーフは、既成の印刷物やVTR、自身で撮影した写真などから採取されるのだそう。シルエット状に象徴化された花や、うさぎや、ペンギン、鳥や猿....etcは、はたしてフロアの空気どんな波動をもたらしてくれるのか?こちらも楽しみ。
by live-art | 2006-10-15 15:34 | 過去の企画展 | Comments(0)

〜10/17 31回目のいがんだ展

f0106896_15523529.jpg

f0106896_16251634.jpgリブ・アートではおなじみの”アトリエいがんだ”は紙版画家の三野計さん主宰のアトリエです。8月に開催した「いがんだOB展」は、美大受験クラスの卒業生達によるグループ展でしたが、今回の「いがんだ展」は、お仕事や家事の合間に個人の楽しみとして絵を描いている人達によるもの。下は幼児から、上は80代まで年齢も性別も様々。当然のことながら個性も様々。

f0106896_16383063.jpg例えば、左は出品者のひとり、橘百代さんの作品。写真のせいで少し色が沈んでしまっているのが残念ですが、本物はモデルの女性の肌は匂い立つように可憐な桃色。とても清々しい画風です。画面左下には達筆の縦書きで”百代”の文字が…。なんと百代さんは、80歳を超える高齢の女性なんだそう。お嫁さんと一緒に週一回のアトリエ通いをここ何年も続けているのだとか。
f0106896_1711131.jpg南室は幼児がら中学生までの子供達の自由でカラフルな作品がずらり。絵画の他、手作りの絵本やトーテムポール、粘土細工の野菜など。

f0106896_1752194.jpg

by live-art | 2006-10-12 17:15 | 今週の展覧会 | Comments(0)

11/2〜11/7緋色、瑠璃、鳶、琥珀... 西川孝次さんの秋色ガラス

f0106896_14483290.jpg


秋、まっただ中。
皆様、いかがお過ごしですか?

先日、広島の西川孝次さんから、秋色の瓶が届きました。
11/2〜の個展のプレス用に前もって送って頂いたのですが…、
これが、これまで見たことがないような、
繊細かつ複雑でいて深い深い、美しい秋色のグラデーションなのです(驚)。

ふとおもいついて、件の瓶を横目に色名辞典を引いてみることに。
すると、…出るわ出るわ。

緋色、瑠璃、鳶、琥珀、金茶、洒落柿、梔子、鴬、
利休茶、青朽葉、鶸茶、青鈍、錆浅葱....etc

ひとつの瓶の中にこんなに沢山の色が見つかりました。
うーん、それにしても。
日本ので伝統色名のニュアンスの深さ、豊かさには、今さらながら驚かされます。
今にもふんわり香ってきそう....
昔は色と季節と生活とが今よりももっと、親しい関係にあったんだろうなぁ…と
思わずにはいられません。
by live-art | 2006-10-09 15:07 | 過去の企画展 | Comments(0)

北室:奥定知亮 展  南室:南聡 展

南さんと奥定さんは、ともに多摩美術大学卒業、同門の先輩後輩の関係。
現在はお二人とも高校の美術教師として教鞭をとられています。
同門といえど画風は正反対。好対照の二人展となりました。

<北室:奥定知亮 展>

f0106896_1844259.jpg

f0106896_18443920.jpg奥定さんは、空間を贅沢に使い、スクエアの領域を意識して制作された、50号から130号の大作4点を展示。




<南室:南聡 個展>

f0106896_18195590.jpg


f0106896_18144173.jpgうってかわって南室は「平凡な日常の断片を描くことによって、具象の中に宿るイデアを見つめたい」という南さんの作品。描かれいているのは池の鯉、仏像、大輪の赤い芍薬、運動会の少女たちetc…。

by live-art | 2006-10-05 19:19 | 今週の展覧会 | Comments(0)

2007年新春人形展予告:河野滋子さんの巻

※1月5日(金)〜1月15日(月)※10日(水)定休
両室にて<現代作家人形展>を開催します!

出品作家:河野甲(京都)、河野滋子(京都)、小松靖治(神奈川)、坂田ノボル(東京)、高橋操(東京)、林摩美(愛媛)、水澄美恵子(埼玉)、高橋満利子、文殊哩(愛媛) 敬称略

高橋操さんが青空ならば、河野滋子さんのお人形に似合うのは、月の光…、あるいは雨の日曜日?キャンパスマチエールの白い肌、つり目で切れ長のまなじりは、いつもなんとなく物憂げ。例えば雨の日曜日。閉ざされた窓の透き間から染み込んでくるほんのりあまい雨の匂い。それが飽和していく暖かな子供部屋で、ひとり読書にふける女の子。彼女の頭の中をそっとのぞいているような…
___________________________________________________Kono-Shigeko

f0106896_103111.jpg<河野滋子さんからのメッセージ>
人が人形という言葉を見たときの思いは、人の数だけある。その人の人形に対する思いは、その人の中では正しくて誰も入り込めない。(すべての仏事に共通することですが)作り手であるわたしたちは、完成と技術を高めることに精いっぱいで、そのわたしが作り上げたかたちに琴線を震わせてくれる人がいた時、とても とても嬉しい。


1956 和歌山市に生まれる
1977 京都嵯峨美術短期大学 洋画科卒業
1985 第一回人形展入選
1991 ギャラリーイノダ(京都)
    ギャラリーCASA(京都)  
    ギャラリーK1(京都)
1992 ギャラリーたち吉(大阪)
1993 PEEK-A-BOO(京都)
    フィロ青山(東京)
1995 クレセントヌーン(京都)
    3Dイラストレーターズコンクール 銅賞(ニューヨーク)
    ギャラリーK1(京都)
1996 デミー・ムーア人形美術館収蔵(3点)
    クレセントヌーン(京都)
1998 松屋アートギャラリー(東京)
    上方銀花ギャラリー(大阪)
1999 センテニアルギャラリー(大阪)
2000 松屋アートギャラリー(東京)
2001 セルヴィスギャラリー(大阪)
    小さい芽ギャラリー(兵庫)
2002 ギャラリー・コクトー(京都)
    松屋アートギャラリー(東京)
    ヒロ画廊(和歌山)
2003 ギャラリー・コクトー(京都)
    ギャラリー・ストラッセ(兵庫)
2004 ヒロ画廊(和歌山)
2006 青木画廊(ルフト)(東京)
by live-art | 2006-10-02 10:44 |  ー07年新春人形展(終了) | Comments(0)