2009年 02月 03日
3/5(木)〜15(月)宮本典刀・松本秀一 二人展

時々この街そのものにも記憶があるのではないだろうか、
と感ずることがあります。
しかし、それは取りも直さず私の記憶なのですが…
近年は“自分の記憶の底に沈んでいるものたち
[音・光・色・時・匂・人]を注意深く拾い集め、
構成し直して風景[街]を描いています。
―何処かで出会ったことのある街角
私の心象風景ですし、記憶と出会う私にとっての原風景かもしれません。(宮本)

それらは、「虫が嫌い」という人にはなかなか分が悪い。
しかし、わたしは思う。
世のなか、「バラ」や「富士山」のような題材の絵ばかり、
というのも大変困ると。
なりふりかまずに描くこと、詠むこと。
「ヘビ(くちなわ)」「トカゲ」、「ヤモリ」に「イモリ」。(松本)