カラーアクアチントの宮本典刀さん(千葉県在住)と、ビュランやメゾチントの名手松本秀一さん(宇和島市三間町在住)。円熟の銅版画家達のふたり展。
さて北室は宮本さんのカラーアクアチントの作品。


色面を組み合わせるシンプルでかつ大胆な構成。一方、きめ細やかなマチエール、奥行きと瑞々しさのある澄んだ色彩の繊細な美しさ。知らない外国の街角のようでもあり、なぜだか懐かしい風景のようでもあり…。独特の時空間をはらむ魅力的な作品。
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南室は、松本さんのメゾチントやエングレービングなど。

こちらは最新作<「白鳥クラブ」のために>。お友達の句集のために制作したという抽象画。ブルーに浮かぶ美しい三角形が印象的な一枚。

その他、冴え渡るビュランや、しなやかでつややかな黒が美しいメゾチントなどこちらも息をのむよう。。