松山の画廊 ギャラリーリブ・アート最新ニュース

liveart25.exblog.jp

チーム丹後のみなさんが来られました

本日、5日(土)は、チーム丹後のみなさんがリブ・アートに揃われました。お昼過ぎから、草木染めの着物作家・堤木象さんのおはなし会のはじまりはじまり。

f0106896_1953269.jpg
堤さんはテレビの電波もとどかない、丹後でもさらに人里離れたところに、ともに作家に奥様とお住まいです。染料のための、さまざまな草木を採取したり、制作に専念するのには最適なのでしょうが、そうはいっても気候の厳しい土地。隠者か仙人のような方なのかしら?....ところが。

f0106896_1961453.jpg
おはなしは意外にも、9.11の同時多発テロの日の話題で始まりました。「今」が大きく傾いたあのとき。いてもたってもいられなくなった堤さんは、今、世界がどうなっているかを確かめなければ…とN.Y行きの飛行機に飛び乗ったのだのだそうです。現地で目にし耳にし、リアルタイムで肌に感じた世界のねじれや歪み。時代や国を超えることのできる普遍とはなんなのか。グローバル化の波のなかで逆に遠くなってゆくようなその問いの答えを探すことが堤さんの着物制作に繋がっていきます。その後、長雨後のカラスノエンドウが音をたてて弾けた瞬間を目撃したとき秘密にしたいほど嬉しかったとか(書いちゃったけど(笑))、蛍の瞬きはきっと原始人が見たってきれいだろうとか…自然の営みの美しさのことなどetc,etc…どこか照れながらも、軽妙な語り口ででも熱く、堤さんのおはなしは続くのでした。

f0106896_1955422.jpg
午後になって、田宮さんと田勇さんが到着。お仕事で行かれていたフランスからの帰りに直行して下さいました。ブランド各社を回られていたそうです。今回も丹後シルクは好評だったそうで、おふたりともいいお顔をされていました。

f0106896_19273946.jpg
どうしても、きれいに撮れないなぁ…。うすみどりの着尺は「ススキ」で染めたもの。草木染めの色彩は、やわらかく自然光を受けとめてくれるのでより深みを増します。光にあわせていろいろな表情を見せてくれます。帯や帯揚げとのコーディネートの楽しさも着物の醍醐味。

f0106896_19272953.jpg
こちらの染料は梅。うっすら残る刷毛のあとが、新春の空気みたいに清々しい。

伝統に裏打ちされた、新しい、真面目なメイド・イン・ジャパンばかりです。是非ともご高覧を!楽居布の秋・冬コレクションもお見逃し無く☆
by live-art | 2009-12-05 19:28 | 今週の展覧会 | Comments(0)