宇和島市在住の画家・宮川淳一郎さんの個展が始りました。
テーマは地文、それからSUBUNE…?

SUBUNEは、スブネと発音します。
そして、漢字では「素舟」…と書くのだそうです。

深いネイビーブルーに白い逆三角形がうつくしく浮かび上がっています。角の一点を支えに、ほのかな傾いていますねぇ..。なんとも自然でおだやかで、ここちのよい傾き方だなぁ…。

さて。じゃじゃん。こちらが、当の素舟のスケッチ。素舟は奄美大島に伝わる丸木舟のこと。大きな木をくり貫いて、つくられています。なんと宮川さん、実物をお持ちなんだそうです。あのなんともおおらかで気持ちのよい逆三角形はこの舟の船頭部、つまり顔の部分のイメージだったのですねー。

油彩の大作もたくさん。フォルムも配色も大胆で、かつすっきり澄んでいて、とても気持ちがいいのです。

こちらは最新作のシリーズ。

独特のマチエールは、東南アジアの和紙し使用しているのだとか。ほんとに魅力的なマチエールなので、是非とも会場でご覧下さい。