<北室>暮らしのクラフトゆずりは 東北の染織り展
本日より、北室では「暮らしのクラフトゆずりは展」が始りました。

青森、秋田、岩手、山形、宮城、福島…の東北6県の手仕事を集めた展覧会。ストール、洋服。バック、タペストリー、帽子、インテリア小物、刺し子、裂織、シナ布、からむしなど、東北のきものや東北の工芸品が山盛りです。

軽くてあたたかなホームスパンやフェルト、ブランケット…。素朴でスマート。やさしい風合いのこれらの布も、東北の厳しい気候風土のなかで育まれた知恵の結晶のひとつ。

東北の着物も店主・田中陽子さんのコーディネートで、たくさん展示。


明日3日(金)11:00〜は店主のお話し会もあります。
<南室>「旅するとんぼ玉from 上田コレクションー3500年の歴史を彩ったガラス玉の装飾品展ー」

南室は、松山市在住の上田夫妻によるアンティークのとんぼ玉の展覧会です。

上田夫妻は、自ら世界50カ国以上を回り、古代から近世までのとんぼ玉をコレクション、とんぼ玉の専門書「
旅するとんぼ玉」(とてもいい本!)も出版されています。

手前の長い首飾りは、当時の形のまま市場にあがった珍しい逸品。チャールストンの時代のものだそう。どんな人の持ち物だったんでしょうね?想像するだけでドキドキします。手の平のなかのひとつぶに、大河のような歴史のロマンを思う…アンティークの醍醐味。

ベネツィアのファンシービーズの定番のひとつは薔薇とわすれなぐさの模様。とても凝ったデコレーション。

こちらは銀化した古代ガラスを加工して作ったもの。2000年前にはエジプトの王様の酒杯だった…かもしれません。

コーラルピンクの石に、樹液で模様をエッチングしたエッジ・ド・カーネリアンは、日本人の肌によくなじみます。こちらは8世紀頃のもの。

こちらは貝の形のカレンシルバーを使用。カジュアルでおしゃれな作品も多々あります。