2012年 02月 25日
リブ・アート18周年記念 戸田勝久/松本秀一2人展 「言葉と空をめぐって」
戸田勝久/松本秀一2人展「言葉と空をめぐって」
2012年3月8日(木)〜19日(月)
春の訪れ啓蟄の頃、リブ・アートは18周年を迎え、その記念展として、神戸市在住の戸田勝久氏と三間町在住の松本秀一氏による絵画展「言葉と空をめぐって」を開催します。
本は文化のバロメーターと言われますが、二年前に開催した「本を愛する美術家達のオリジナル装幀展」では多くの本好きの方に巡り合いました。お二人が出会ったのもそのご縁です。戸田氏は萩原朔太郎、尾崎放哉、松尾芭蕉、与謝蕪村、夏目漱石、稲垣足穂を、かたや松本氏は「ディキンスン詩集」「不器男百句」「坪内稔典句集」・・他を出品されました。
多岐にわたるそれぞれの著書を的確に捉える力、絵画のみならず俳諧から書まで、人品骨柄、その教養の高さに驚くばかりです。
古来中国では、詩・書・画に秀でている人を『三絶』と称して、その教養の高さを崇めていたそうですが、お二人はまさに現代の「三絶」かも... お二人の作品を目の当たりにして、文学的詩情の豊かさと描かれた空の清澄さを、ぜひ皆様にご紹介したく思いました。
愛する本の装幀には一段の思い入れを寄せて制作されるお二人は、共に「手作りの美装本」で定評のある「水仁舎」つながりでもあります。本展では、水仁舎より発行されたお二人の本も出品されます。
ゆっくりご高覧くださいますようご案内申し上げます。