「暑中お見舞いもうしあげます」後期展が始まりました。
後期は「墨色の風」と題して、前衛書グループ「象」の皆さんに納涼に関する字を
したためたうちわを制作して頂きました。

うちわは全部で100枚近く。

グラフィカルでとても面白いです。

非常にシンプルで単純で、だからこそダイナミックにイメージを掬い取る....そんな作品も。

こちらは代表の鎌田恵山さんの赤い風。熱風でしょうか。けれども穏やかなとてもきれいな赤です。

南室には前期から継続して夏の風物を展示。東雲児童教室と田中仁子絵手紙教室のみなさんのうちわも展示しています。写真は染色家柚木沙弥郎さんの型染のうちわ。クラシカルでいてでもどこかしらポップでおしゃれ。うちわそのものもとても丁寧に美しく作られています。だ円に近いゆったりころんとした形が魅力。浴衣を着てアクセサリーみたいに持って花火大会に行っていただきたいです☆

こちらは、丸亀からやってきたうちわ。うちわ工房三谷さんの作。上の二本は渋うちわ。この楕円のかたちって、おしゃれなだけでなくとてもここちよくしなるしいい風が来ます。下の4本は押し花を張り込んだ薄い和紙で出来ています。すりガラスのような透明感。見てるだけで涼しげ。贈り物にも喜ばれそうです。

夏帯やのれんにも最適な楽居布の麻織物の反物も三種飾っています。吉川千香子さんの蚊遣りも見えてます。その他、前期でご紹介した風鈴多数、磁器やガラスの器などもありますので、是非、お立ち寄り下さい。