本日より大政愛さんと、水彩風線画アーティストwataさんの個展が始まっています。おふたりとも故郷愛媛を離れ、現在は関東方面で精力的に制作活動を展開されている20代の女性です。
【北室】大政愛個展 世界はグレーでできている

大政愛さんは、現在筑波大学の学生さん。

普段は社会と美術のここちよい接点を探るべく、ギャラリーや美術館だけでなく病院や、街の美容院などでも展覧会をされているそうです。

「まち、病院、大学、美術館…様々な場所で様々な人に出会い、明暗の秩序は絵画の中だけではなく世界、人にも通ずるものがると気付きました。」

「白か黒かの世界は方や役割、記号を与えられた時に生まれ、それをはずせばグラデーションの世界が拡がっています」本展作者コメントより

何かを思う気持ち、行き場のないこころ。鮮やかな無数の色彩が重なり合ってなされたかのような、深くて強い大政さんの色彩。

それから、彼女の描く愛すべき動物達(人間たち?(笑))をご覧下さい。
【南室】水彩風線画アーティストwata 煌めき個展 〜始まりの場所〜

南室のwataさんは、松山南高砥部分校のご出身。関東の美大を卒業されたあと、お仕事のかたわら、水彩風線画アーティストとして東京・横浜を中心に活動の幅をひろげられているそうです。

なぜ水彩風なのかというと、アクリル絵の具を薄く溶いて水彩画風に使うからなのだそうです。細い線。繊細な画風をていねいにていねいに、仕上げられている感じが伝わります。

愛おしい故郷・愛媛はwataさんの始まりの場所。だからこそ感謝を込めて初個展の場所に選んだとwataさんはいいます。

ていねいにていねいに、大切に、愛情をもって描かれた絵は、その肯定感ゆえに、人を清々しい気持ちにさせてくれますね。

お手製の絵本も展示しています。

I phoneケースや、ポケットミラー、キーホルダーやペンダントなどの雑貨も販売しています。