
松山市在住の画家・林千愛里さんの個展です。今回は、発表を始めてから4年間で描き溜めた作品を大作・小品併せて展示しています。

千愛里さんは、自分自身の内面を絵の中の女性の姿に投影して描いてきたそう。メインの画材は、色鉛筆。シンプルで力強いフォルム。色に重さを与えるような強い筆圧で、全面余すところなくコシコシと塗りこめて描かれた大きなパネルを見ていると、その思いを封じ込めるように無心で紙に向かう千愛里さんの姿が浮かんできます。(右の作品:タイトル「明日へ」)

他、小さな額に入った可愛らしい小品も多数展示。額装は千愛里さんが勤務する額師風雅のもの。左の写真は、大らかでガッツがあってかつナイーブな、自分の描く作品そのもののような千愛里さん。