2006年 06月 03日
続・木下晋展

物語が消えていく。
木下さんの描くハルさんの絵に見入っていると
ハルさんが、そして木下さんご自身が背負ってきた現実の<物語>が、
深い深い静寂の中に消えていくような錯覚にとらわれる。
しかし、その静寂は私が頭の中で反芻する物語よりももっとリアルな感触を持って、
私の中に響いている。物語は消えてなくなってしまったのではなくて、
静寂に姿を変えたのかもしれない。
人間の本質とは何なのか。
ふと、それを思う。
木下晋氏、先ほどギャラリーに到着されました。
”猫が笑ったような”笑顔が、とてもチャーミングです。
実生活でも「猫をきらすとダメ」なんだそう(笑)
...ますます素敵だっ。
木下さんは、今日と明日、ギャラリーにいらっしゃっています。
今日18:00〜の講演会も是非、お立ち寄りください。