すっかり恒例となりましたアラフィアフェアトレードバスケット展。今年もたくさんのバスケットがお目見えです。
フェアトレードとは発展途上国の生産物を適正な価格で継続的に取引することにより、生産者の持続的な生活向上を支える仕組みのこと。アラフィアのバスケットはその理念に基づいた生産体制と徹底した品質管理のもと、ガーナの女性達の手で一つ一つ真心を込めて編まれています。何より素晴らしいのは、その品質の高さ。サバンナグラスをしっかり撚って、きっちりと編み込んだ編んだバスケットは弾力もあり型くずれもしません。羊の革をあしらった持ち手もとてもしっかりしています。使い込むうちに手になじんで、艶も出て、愛着がふつふつと湧いてきますよ。大きなものだと20kg程度まで大丈夫なのだそう。
把手がついていて、そこまで重いものを運べるものって、ちょっと考えてみても思いのほか少ないですよね....こちらのマーケットスタイルは現地で古くから作られている形です。我が家では<マーケットスタイル>をリビング自然にに溜まっていく本の収納に使っているのですが、たまりすぎた本を本棚へ戻しにいくときもカゴに入れたまま運べるのでとても便利。羊革の取手に伝わる重みを支える頼もしさといったらありません。ランチボックスと水筒とワンやリンゴやチーズetc...をたっぷり詰め込んでピクニックに出かけたい。現地では収穫物を入れていたのか赤ちゃんのベットになっていたのかはわかりませんが、使用感には昔ながらの生活に深く根ざした“道具”にのみ宿る、素朴で強い底力のようなものが感じられます。
こちらの壺型のバスケット<vase>も同じく伝統のデザイン。把手がパタンと倒れるタイプなので、台所でタロイモを入れるのに使っていたのかも(笑)。それにしても美しい配色。約250人の厳選された編み手の方がいらっしゃるのですが、みなさん各々が好きな色を選んで染めて編んでいくのだとか。彼らはみなひとりひとりが優秀な職人でありアーティストでもあるわけです。
二つのハンドルがついたベーシックなバック型ハンプトンも根強い人気。アラフィアのかごバッグは、ほかのアフリカ産のものと比べて決して格安ではありません。それでも、一度見て触って使って頂ければきっと納得していただけます。リピーター率もとても高い!

シンプルですっきりしているのが都会的な単色も素敵。