〜11/22 門田真由美 油彩小品展

本日より両室にて、画家の門田真由美さんによる油彩展が始まっています。

門田さんは1940年松山市生まれ。愛媛大学教育学部美術科で絵画を学んで以来、今日に至るまで精力的に画業を積んで来られています。。

本展DMにご本人よる実感込もったメッセージが書かれています。
《ながい間絵画とともに歩んでまいりましたが。それでもなお私のうちに潜んで現れない作品を取り出したく、この度小品展に挑んでみました》

100号を超える過去大作も多数展示しているので一見「小品展？」という感じですが.....ともあれ。
こちらの赤い一角。ダイナミックな赤。それを引き立てる美しいブルー。鮮やかな色彩が一つの核を求めてせめぎ合い、円形を成しながらつながり合うようにエネルギッシュです。

動的な赤のエネルギーに比べ、黄色は照らす力。光のエネルギーのよう。



新作の小品だけでも40点ほどお持ちになったそう。言語に絡め取られることを回避して放たれた色や象や形。


抽象絵画とは放たれるものなのだとつくづく。しかし、どこに向かって？

《（小品展のための小品製作は）思いがけず楽しい作業となりましたが、目的に達して小さなバクハツを起こしている作品はございますでしょうか。》




南室もお見逃しなく.....