茂本ヒデキチ新作墨絵展 SHADOW & SHADE PLUS（その1/作品展）

ただいま、松山市出身の墨絵イラストレーター茂本ヒデキチさんの個展を開催しております。
墨汁と水、筆、そして落款。茂本さんの使う画材はとてもシンプルです。けれども、その事実がよもや信じられない...ような気がしてくるのは茂本さんのキレッキレの表現力故。

ただならぬ勢いがギュッと詰まった「平清盛」。



黒人や、アスリート、ミュージシャン等、それまでの墨絵では描かれることのなかった題材を選び、描き続け、今日まで作り上げてきた世界は、日本国内のみならず海外からも熱いラブコールを呼んでいます。

現在、羽田空港国内線ボーディングブリッジには2020年東京オリンピックパラリンピック応援看板墨絵が、至るところに掲げられるという活躍も。




スピード。

気合。


筋肉の躍動。


目には見えないけれど、
今もここに、確実に在る“力”。

例えば、荘厳。
例えば艶。例えば香り、そういうものも。
宙に向かって放たれた墨の滴の行方を追えば、




見えないはずの“ちから”が現前としてくるという、




そういう魔法、その魔法の杖。



茂本さんの持つ絵筆とはそういうものなのかもしれません。