NEW POST

5/11〜5/20 望月通陽展


5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18424013.jpg
5年ぶりの望月通陽展好評開催中です。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18425308.jpg
今回の最新作は、ユーモラスな染め絵。
洗練と素朴さを兼ね備えた、
おおどかであたたかな空気感が、
親密に日々の暮らしに寄り添ってくれそうです。
聖書の物語がテーマになっていることも多く、
望月流のウィットを効かせた解釈を探るのも楽しい。
ひそやかに香り立つ文学性も大きな魅力のひとつ。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18430166.jpg
妻の克都葉さんが図面を引いたというタペストリー風の額装も素敵。
洒脱な画と一体化した和紙の軽やかな存在感をさりげなく引き立てています。
北欧の家具や和室にも似合いそう。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_13121275.jpg
どのお宅にも飾りやすい、小さめの作品も。





5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18434878.jpg


5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_13201328.jpg
筒描きの染め絵はエディションのない一点モノ。
小さな画面いっぱいの愉快な顔・顔・顔。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18422032.jpg
タイトルは「うそなき」。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_11470429.jpg
こちらも筒描き。一回性のスピード感と呼応して
ぽこぽこと湧き出でるようなナンセンスなポエジーが楽しい。
バックの深くて透明な黒色は、実は濃紺の藍の染料の色だそう。
まさに漆黒の夜空色☆


5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18432107.jpg
詩情あふれるブロンズや鋳造ガラスの立体作品も見逃せません。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18423270.jpg
「なんで私だけ」
実際、とてもリアルで身に詰まさせれる作品なんだけれど、
タイトルと合わせて見るとつい、吹き出してしまう。
愛嬌のあるシュールなフォルムがどうにもこうにも
可笑しくて、切なくて、愛しくて。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18430992.jpg
レリーフもとても素敵です。
古建築のディテールみたい。




5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18431567.jpg
こちらは、人型のドアノブ。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18424777.jpg
美しいシルエットの「ピエタ」。

5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_15160158.jpg
「水の消息」。タイトルと造形が響き合う瞬間、
小さなな詩が息衝きだすのがわかります。




5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18414773.jpg
仙人のような暮らしを夢見て。
一行の漢詩が題材に。


5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18421465.jpg
南室は「歌の中の歌」シリーズ。
旧約聖書に収められた詩篇「雅歌」の世界を表現しています。

5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18420751.jpg

5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_13155243.jpg
とても不思議なんですが、望月さんの描く人や動物って、
シルエットだけなのに、ずっと見ていると脳内で勝手に動き出すんです。
この望月フォントも目が慣れてくると宝石の粒みたいにコロコロキラキラ見えてきます。



5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18491205.jpg
麻布の暖簾やスクリーンなどもあります。
思いがけないフォルムのと、なんてモダンで繊細な色彩でしょう。





5/11〜5/20 望月通陽展_f0106896_18490409.jpg
「長い首」

皆様のお越しをお待ちしております!




by live-art | 2019-05-14 18:47 | 今週の展覧会

スタッフY田の展覧会日記


by live-art