
市内在住の菅省三さんの初個展。菅さんは、今年の春、県のお仕事を退職されたばかり。今回は、お仕事の傍ら、30年にわたって描き続けてきた油彩画約50点を展示しています。

題材は、コスモス・バラ・漁港や造船所や海の魚達。海にまつわる作品は、絵と出会う前、宇和島に赴任していた頃に、熱中していた”釣り”の感触を思い出しながら描かれたのだそう。
左は、力強いフォルムと色彩で描かれた漁港の風景。太陽の匂いをまとった潮の匂い、錆びた鉄の匂いetc...日に焼けた漁師さん達の赤い顔がなんともリアルで、記憶の中の嗅覚がよびさまされるよう。なんとも懐かしい気持ちになってしまいました。