北室:柴田園茶道具展〜 林淡幽作陶展〜

お茶の柴田園さんが、今回、ご紹介下さるのが、京焼の作家林淡幽氏。格調の高い赤絵や、水墨画を思わせる呉須の染付が中心の茶道具展。その技術の妙からは、積み重ねられてきた伝統の奥深さを思わずにはいられません。
林探幽氏の指導のもと、常時絵付け体験ができます。
南室:京都絞栄会「京の絞栄職人展」

今回は、偶然、両室ともに”京”の伝統工芸の展覧会となりました。こちら、南室は京都絞栄会さんによる、京絞りの展覧会。昨年は、ダ・ヴィンチやドガ、ゴッホなど泰西名画の巨匠達の作品を絞りで再現して下さいましたが、今年はうってかわって、葛飾北斎。絞り版富岳三十六景です。1枚の絵の中に針疋田絞り、桶絞り、帽子絞り、縫い〆絞り等約10種類の絞り技法を駆使、約40名の絞り職人が約1年6ヶ月をようして三十六景(+α)全てを完成させました。今回はそのうち10枚を展示しています。

着物や反物の他、スカーフやネクタイ、ポーチなどの小物、絞りの端切れなども展示即売しています。また、京都絞栄会の松田さんが、絞り染の工程の一部(絹を絞る部分:写真参考)を常時公開制作されています。