北室:吉田実油彩画展

久万高原町出身徳島県在住の吉田実さんの油彩画展。吉田さんが本格的に油彩画を始めたのはお仕事を定年まで務められ退職された後のこと。以来、どんどん実力をつけられ、現会は徳島県展のみならず、中央の画展にも精力的に出展。今回は、古希の記念に故郷での初個展となりました。

こちらの作品は、ご近所の納屋を描いた作品。歯抜けの瓦、朽ち果てた木壁、建て付けが傾いてくぐもったガラス戸…まさに、”あばらや”と呼ぶにふさわしい納屋の一角に、ひっそりと置かれた睡蓮の鉢。人の気配や植物の息吹を感じさせる印象的な一枚です。
南室:渕辺凛個展

南室も油彩画の展覧会。ですが、写実に徹する吉田さんとはまた反対の幻想的な作風。渕辺凛さんの初個展。「夢と現実のはざまでふと足を止める刻に生まれた作品」…とは渕辺さんご自身に頂いたコメント。

モチーフは、大輪のバラの花、ヒマワリ、ブーケ、英国風のテラスや、イングリッシュガーデン。幻想的でロマンチックな作風です。