NEW POST

渡部家住宅その光と記憶第二期<奥の間>、始動いたしました!


今年は作家の井出創太郎さん、渡部家住宅展以外にも、公私ともに超多忙でいらしたので、こんな人並み外れた大仕事を貫徹することがホントに可能なんだろうか…と(来る日も来る日も、襖サイズの巨大な銅版と格闘しなければならないわけですから!)森田とともに心底心配していたのですが…

ところがどっこい☆

1年半ぶりの渡部家住宅。蓋をあけてみれば、さらにスリリングで刺激的な作品へと変貌していました!井出さんは、普段は物静かで物腰のゆったりとした方なのですが、今回ばかりはその穏やかさの内に宿るパッションを見せつけられてしまいました。


f0106896_1319336.jpgf0106896_13191512.jpg第一期に表装を施した、玄関から神前の間、表座敷に至る<表の間>は、いわゆる客間。奥座敷の縁側の向こうには、きれいに造園された小さなお庭があります。渡部家住宅が建設されたのは身分制度の厳しい江戸時代ですから、当時、座敷に座してこのお庭を眺めることを許された人の数は極く限られたものだったのだとか。土間の高井天上に張り巡らされた重厚な梁を初めとして、家屋の顏として南側に位置した<表の間>には、村の支配者としての威権を示すかのように当時の大工さんたちの意匠が残されています。左上の写真。襖に刻印されてた棕櫚の葉は、巨大な鳥の翼のように動的でダイナミック。下の写真、手前の襖の図象は紫陽花の花をプレスして象ったもの。さんさんと降り注ぐ残暑の光と混じり合いながら共鳴して、静かに余韻を響かせています。息の音が聴こえてきそう。襖を通して古民家が呼吸をしているような…

f0106896_13582984.jpg

f0106896_14392437.jpgそして、第二期。今回新たに襖がはめられた<奥の間>は、板間、居間、寝室など家族の生活空間として使われたスペースです。第二期の新しい素材として、<奥の間>の奥座敷には椿の花が使われています。<表の間>の作品イメージとうってかわって、<奥の間>はぐっと内省的な印象。家の内へ内へと歩を進めるにつれて、どこなんだかの深層へ誘われていくような不思議な感覚。



f0106896_15225972.jpgf0106896_15231363.jpg

写真は、9/15オープニングの講演会(左)とコントラバス(合田美加さん、酒井敬彰さん)のミニコンサート(右)の様子。皆様、お疲れさまでした☆


Commented at 2007-09-30 08:47 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by live-art at 2007-10-08 23:35
白椿さん、コメントありがとうございました!
気付くのが遅くなって申し訳在りません。
お会いしたかったなー。
次回も是非、いらして下さいね!
そしてまた、白椿さんご自身が作品の一部なって、
華やぎを加えて下さい。よろしくお願いします☆

http://kurokami-kanzasi.cocolog-nifty.com/blog/2007/09/post_f5e6.html#comment-15826949
by live-art | 2007-09-19 15:30 | Comments(2)

スタッフY田の展覧会日記


by live-art