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北室:黒野丈治陶展 南室:アトリ エガミイ版画・彫金展

【北室】<企画展>黒野丈治陶展

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f0106896_1714097.jpg兵庫県在住の備前焼作家・黒野丈治さんの個展。黒野さんの作品は、いわゆる「備前」というイメージとは、少し違う感じ。シンプルでありながらモダンで造形的なのです。けれどてもちろん、焼物の持つ炎や土の記憶をそこにはっきりと留めています。
 今回、いくつかの花器にお花を活けてみたのですが、とても楽しい経験でした。一見、重々しくかなり強い花器のような印象を受けますが、その形態に重力を跳ね返す仕掛けがさりげなく施されていたりするのです。目に見えないけれど、確かに感じられる力の行方に寄り添って活けてみるといいみたい。その手触りもあいまって、リフレッシュすること間違いなしです。

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【南室】アトリ エガミイ版画・彫金展

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松山市在住、版画家で彫金作家の飯田みどりさんと、現在京都で彫金の作家活動を展開している息子さん・邦啓さんのふたり展です。

f0106896_17185431.jpgモノトーンの自作木版画の上にディスプレーされた彫金のアクセサリー。花や、幾何学模様をちりばめた装飾的な作風。ほどよい艶めかしさが魅力。ブローチやペンダントトップの他、着物愛好者のみどりさんらしく帯留めの力作も。町人文化が花開いた江戸時代から残された根付けや帯留めなどを今でも目にする機会がありますが、遊び心のときめきが伝わってくるような、とても面白いものが多いです。この手の嗜好品には作り手を魅了する不思議な魔力があるのかも。


f0106896_17194440.jpg邦啓さんの作品は、ぐっと軽やかにぐっとカジュアルに。少しいびつな真鍮の輪が幾重にも重なったリングや、冬木か雪の結晶のような銀のかんざしなども素敵です。ほどよく抜けた力加減が、今の気分によく馴染みます。
by live-art | 2007-12-06 17:04 | 今週の展覧会 | Comments(0)