【両室】砥部焼窯元 工房一夢 開窯10周年 記念展「イチ厶 ホワイト」

陶芸家大西潤さんと美和さんご夫妻が運営する、砥部焼工房「一夢」の築窯10周年記念展。松山市出身の日本画家森庄平さんも賛助出品しています。ゆったりたっぷり豪快なフォルムが爽快。大鉢や筒花入などの大物の他、透明感あふれる白い磁肌を透かす釉の、静謐なブルーが美しい平皿や小鉢など。

【大西潤略歴】
1972年。砥部町に生まれる。松山南高等学校デザイン科卒業。愛知県立窯業技術専門校卒業。旧通産省名古屋工業技術試験所(現名工研)瀬戸分室で釉薬の研究をする。帰郷後、伝統工芸師白潟八州彦氏(八瑞窯)に師事。1997年、工房一夢開窯。横浜そごうをはじめ個展多数。

南室は、潤さんの成形し美和さんが絵付けを施したファンシーな砥部焼きが並んでいます。美和さんは、作陶の傍ら子供達にピアノを教えたり、合唱団の伴奏したりもなさっているのだそう。

右の写真は、変わり種・ありそうでなかったクッキーみたいなクリスマスオーナメント砥部焼き風。素朴であったか。この時期、プレゼントのラッピングにそっと添えてみてもいいかもしれませんね。


賛助出品の森庄平さんは三津浜のご出身。近年、「大漁旗研究会」を主宰。三津浜を始め、日本各地の漁師町に赴いて、大漁旗の研究をされています。近作には、大漁旗をイメージした日本画作品も。今回出展の絵画作品はは、工房一夢に居候して自ら制作したという砥部焼きの額で額装されています。その他、絵心満載、遊び心満載のお祝膳も愉快です。
(「大漁旗研究会HP」http://homepage3.nifty.com/tairyouki/)