松山の画廊 ギャラリーリブ・アート最新ニュース

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銅版画家・松本秀一さんの”句集”です。

f0106896_13511341.jpg銅版画家の松本秀一さんが句集を出版されました。タイトルは、「早苗の空」。
布表紙に閉紐の、スケッチブックを模したしゃれた装丁もさることながら、句集の中を移ろう季節のはざまはざまに、松本さんの銅版画作品の挿し絵が入るという、宝物のような一冊です。一部3200円。リブ・アートの店頭にも数部置いております。通信販売も受け付けますので、ご希望の方はメールにてご連絡下さい。(さあ、急げ!)



海 を き て 陸 す れ ゝ に 夏 燕

実際は、縦書きで、「ゝ」の繰り返し記号はゆったりと大きく開脚した「く」の字。なんでもない夏の風景なんだけれど、なんだかすごく豊かな情景に思える。
いやいや、むしろ情景は背景だ。
f0106896_16122553.jpg海を遮る燕の姿さえも背景にして、日向臭い夏の大気がざっくりと分かたれる瞬間が目に見えるみたいだ…。なんてことない風景を、なんてことない言葉でもって、身体の深いところにじーんと響く静かなリアルに変えてしまう松本さんは、目に見えないものの確かな感触を凝視する人。その姿勢は版画を彫る時も、一句読む時も、同じです。

松本さんの俳句評は、詩人の清水哲男氏の巨大サイト【増殖する俳句歳時記】や坪内稔典氏主宰の【e船団】にも掲載されています。


f0106896_11395929.jpg松本秀一さんのメゾチントやエッチングの作品も複数取り扱いしております。ご希望の方は、店頭にてお申し付けください。(写真は「蛍袋」6/30:1993年メゾチント)



こちらの商品はリブ・アート店頭にて販売しております。ご遠方の方はお電話、メール等でお問い合わせ下さい。
# by live-art | 2006-06-18 16:17 | ショップ情報 | Comments(0)

6/15(木)〜6/20(火) 第9回佐保会ふれあい展

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佐保会ふれあい展は、奈良女子大学同窓会有志による展覧会です。人形、俳句、書道、手芸、水彩画、陶芸、ポーセリンペインティング、キルトなど、年代も様々な12人の同窓生による創作作品を展示しています。


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f0106896_1332955.jpgしっかり者の賢い主婦のベテランさん達が中心になって引っ張っているのが、佐保会ふれあい展。今年でもう9年目になります。普段は家族のために精いっぱい尽くしつつ、自分のための余暇の時間もじっくり大切に使う。そんな姿が透けてくるようなあたたかい展覧会です。(ほんとに、大切でかかせない時間なのだろうな。)中には、参加者のご家族の方の作品もちらほら。しかも、なかなかの腕前!? 陶芸家の卵の若い女性やプロの染織家も出品しています。


# by live-art | 2006-06-15 16:56 | 今週の展覧会 | Comments(0)

6/22〜 は、夏の楽居布展!

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リブ・アートの夏の風物詩、
ひんやりしゃりしゃりの近江上布で人気の夏の楽居布展は22日から。

”身体に心地よい繊維”を求めて、滋賀や沖縄、徳島など全国各地を訪ね歩く楽居布のデザイナー越智和子さん(四国中央市/旧伊予三島市出身、大阪在住)。越智さんはいつもパワフルでバイタリティと遊び心が溢れていて、陽のオーラをいっぱいに孕んだとても魅力的な大人の女性。その土地々で出会った繊維を、織り元や染め元との綿密なコミュニケーションのもと、現代のライフスタイルに合った洋服やインテリアファブリックとして蘇らせるお仕事をしています。楽居布の洋服を着ていると、何かとても豊かなものが、”体の感情”にそっと寄り添ってくれるているような、そんな不思議な安心感を感じます。越智さんのおしゃべりにはいつも、その風土の中で伝承されてきた、上質な手仕事の妙とそれを守り伝えてきた職人さん達への深い敬意と情熱が滲み出ていて、聞いていると、こちらまで熱い気持ちにさせられてしまうのだけれど、あの安心感の正体を探る鍵は、おそらくそこらあたりに隠されているに違いない。

 今年は新たに、繊維業界では、<まぼろしの布>と呼ばれている藤布の夏帯をご紹介します。定番の近江上布や、ジャパンブルー(阿波藍)も引き続き展開しています。
# by live-art | 2006-06-09 18:04 | 過去の企画展 | Comments(0)

講演会のご報告

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3日(土)夜、木下晋氏の講演会を催しました。
講演の内容をご報告できたらよかったのだけれど、講演後のワインパーティの準備に追われて、結局ひとことも聞けずじまい。残念(涙)。常に現場にいるのに、こういう時に腰を据えていられないのがスタッフのつらいところ。ま、それが仕事なので、仕方がないですね(涙々)。

・・・でも。でも。うーむむ。やはり無念ダ。
往生際が悪い店員だと思われるかもしれませんが、、、、

もしも、このブログを見て下さっている方の中で、講演を聞きにいらして下さった方がいらっしゃいましたら、是非、コメント欄に講演のご感想などお聞かせください!お願いします!



f0106896_16261182.jpgもうこれ以上にはないというくらいに、塗りこめられた鈍色の闇の深さ、美しさ。既にもう「銀色」といってもいいくらい、スポットライトを照り返すくらいに光沢を帯びた闇だ。銀色の闇の底に照らし出されているのは臨終の小林ハルさん。写真ではわかりにくいが、ハルさんの背後の闇には、病室の風景が刻まれている。全面を濃い鉛筆で塗りこめた上に、更に芯の硬い鉛筆で描かれているので、実際の作品を見ても、遠目には、それを確認することができない。
 ハルさんは、生まれつき全盲の人だったが、幼少時の母親の厳しい躾のおかげで、針に糸を通すことも縫い物をすることもできたのだという。色という概念のない世界の人であるはずのハルさんの言葉に、木下さんは豊かな色彩を感じるのだという。失われた視覚を補うために、研ぎ澄まされた別の感覚で、ハルさんは「色」というものの本質を捕らえていたのではないか、木下さんはそう仮説する。背後に描かれた病室の風景は、もしかしたら、私達には想像することもできないほどに研ぎ澄まされたハルさんの感覚が感受した「気配」だったのかもしれない。
 右の作品「105年の想い」は、ハルさんが亡くなられる約1週間前に完成された。闇の中に残された刻み込むようなえんぴつの強い筆致が切ない。

# by live-art | 2006-06-09 17:23 | 今週の展覧会 | Comments(0)

6/29〜 「松永泰樹・鴨頭みどりふたり展」お楽しみに!

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6/29から、多治見の陶芸家ご夫婦、松永さんと鴨頭さんのふたり展が始まります。
お二人の作品を松山でご紹介するのは今回が初めて。

上の写真、素敵でしょう。
磁土や白磁にこだわった食器を中心に手がける松永さんと、
個性豊かでユーモラスな陶の人形を作る鴨頭さん。
なんとも不思議でファンタジックなフォルムと、豊かなイマジネーション、
ほこほこと温かみのある素材感はおふたり共通の魅力。

もっと見たいとお思いの方は【松永工房HP】をご覧下さい。
ちなみに今回DMをデザインして下さった、ご夫妻のお友達・Eさん制作。
すごくこっていて楽しいHPですよ。
# by live-art | 2006-06-05 15:54 | 過去の企画展 | Comments(0)